BIGG(こうせいなほうかつてきぐりーんせいちょう)BIGG(公正な包括的グリーン成長)

 「公正な包括的グリーン成長(BIGG)」というコンセプトは、スリランカのモハン・ムナシンゲ教授によって2012年の国連地球サミットで提唱された。環境への負荷が安全限界を超えているC点に位置する先進国は、脱炭素化などを通じて負荷を低減し、E点(持続可能な発展の目標地点)を目指す必要がある。
一方、B点にある開発途上国は、C点のような環境的限界を超えることなく、過去の先進国の教訓を活かしながら、「グリーン成長(Green Growth:GG)」のトンネルを通ってE点を目指すという道筋が想定されている。BIGGの経路は、貧困層を含むすべての人々に配慮した包括的なものであり、経済・環境・社会の3つの側面を調和させながら成長を実現することを目的とする。



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