ばいおーむBiome(バイオーム)

 Biome(バイオーム)とは、地球上の特定の地域に存在する生態系の大規模な区分であり、特定の気候条件や地形に応じて生物相や植生が共通の特徴を持つ地域のことを指す。生態系サービスの経済的価値を世界で初めて推算したロバート・コスタンザ教授は、1997年の論文で、以下の16のバイオームを対象とした。

外洋、河口、海草/藻場、サンゴ礁、大陸棚、熱帯林、温帯林/亜寒帯林、草原/放牧地、干潟/マングローブ、沼地/氾濫原、湖沼/河川、砂漠、ツンドラ、氷/岩、耕地、都市

 全世界の生態系サービスの平均経済価値33.2兆米ドルに対して、これら16のバイオームの中で経済価値が大きいと評価された上位3つは、外洋(8.3兆米ドル)、大陸棚(4.2兆米ドル)、河口(4.1兆米ドル)であった。

    

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