2017 (26th)
Blue Planet Prize Laureates
2017年(第26回)
ブループラネット賞受賞者
ハンス・J・シェルンフーバー教授(ドイツ)
1950年生まれ
ポツダム気候影響研究所(PIK) 設立者・所長
自身が設立したポツダム気候影響研究所を率い、数学的モデルを駆使して学際的な情報を統合する「地球システム解析」という全地球的な視野を持つ新しい科学領域の開拓に寄与した。更に、地球温暖化対策の新しい潮流を創りだし、2015年COP21における190ヵ国以上による2℃未満目標合意とその扶植に貢献した。このように教授とPIKはこの分野において長年にわたり主導的な役割を果たしてきた。
グレッチェン・C・デイリー教授(米国)
1964年生まれ
スタンフォード大学生物学部環境科学科ビング教授、保全生物学センター所長、ウッズ環境研究所シニアフェロー、「自然資本プロジェクト」共同創設者、ファカルティダイレクター
長年の実地調査を基に人間の営みが生物圏へ及ぼす影響を研究し、自然と調和して繁栄していく持続可能な社会の実現に尽力した。特に農業による土地利用の観点から「カントリーサイド生物地理学」を提唱し、人間の影響により変化する生物多様性と生態系サービスを定量的に理解し将来を予測する実践的かつ学際的な分野を開拓した。その成果を環境政策や投融資判断に結びつける新たな道筋を築き、世界中の多くの地域に適用が広がっている。
- 受賞者の所属・役職は受賞当時のものです。
- 講演録とは、受賞者記念講演会の資料です。
- 記念誌とは、5年ごとに刊行される「A Better Future for the Planet Earth」のことです。英文のみでエッセイと講演録が含まれます。
- 2009年以前の動画はありません。